ニーサを売却
10月13日深夜のアメリカ市場では消費者物価指数の発表とFOMCフォーラム議事録が執り行われた。消費者物価指数ではテーパリングの時期について再確認があり、それは市場予想と変わらず進行した。
ここまでのアメリカ市場は中国恒大の問題を重要視する動きはない。むしろ今までの売却はすべて資金作りだとよく解る。この日、代表者の発言として債務の上限引き上げが決まった。
これによりテーパリングで中国恒大の問題がひっ迫しないかと懸念されていたことが払しょくされ、ハイテク株のナスダックを中心に買いが始まる。
ダウは金利上昇のあおりを受けて下落となる。しかし金利が上昇するということはよいことの兆しで、やはりその先の景気に対する期待感は強いものとなる。
私はこのとき中国恒大の問題は底をついたと考え、翌朝の14日に売り注文を出す。アメリカ株は翌日の基準価額で売値と買値が決まる。つまり14日の夜間の基準価額が売値となる。そして14日の午後15時までに注文を入れないといけない。
私はこの日、先物を観察して売り注文を取り消すかどうか見ていた。それまでの利益は7.45%の7,000円ほど。最初の予測では木曜日と金曜日で指数発表が続くので続伸しやすいと感じていた。
それまでの6日、7日、8日と続いたアメリカ市場では8日の金曜日に雇用統計が絡むと下落へ進む。雇用統計の数字が悪いわけじゃないが、今回はそのいい情報を利用してそれまでの取引を、中国恒大の負債問題のために売却して資金を作り、買戻しは各世界株で一日一国だけにとどまっていた。
そのための今までの売却だったと考え、今回の指数発表は中国恒大と7-9月決算の中間になる。そのうちに買戻しを予測して売り注文を入れた。
明け方の先物がマイナス80ドルほどあり、CFDは比較的プラスだった。日中に様子を観察することで経緯を見ようと考えて出かける。日中になるとCFDは大きく上昇し、先物がマイナス20ドル近辺に戻った。私はこれを見て、先物がプラスだと今までみたいにマーケットで利益確定売りが始まると考え、いい数字だと思っていた。マイナスからスタートが望ましいと思っていた。
それは注文を決めないといけない午後15時ごろに20ドルほどプラスへ移行した。私は迷うことなく注文を決めた。今回は中国恒大のときと明らかに違う点がある。
それはCFDや先物が300ドル以上のプラス値を付けている日に大幅な下落があり、資金調達のための先物プラスだったとあとから感じた実例がある。
今後もこの流れがくまれるわけじゃないが、今回は中国恒大の底の情報(ロボアドバイザー)が8日の前の週に着ていたことも踏まえ、私は8日より前と同じ週に起きた先物300ドル以上の売却手口とは異なると判断が付いた。
そして7.45%の利益はまずまずだと考え、仮に木曜日は金曜日の買戻しのための売却日になっても、ダウが5日続落していたのでパーセンテージはそこまで落ちないと予測した。そのため売り注文を朝に設定。そして先物を判断して売りを決行。利益は9.75%になり、今までの買戻しが木曜日にやってきた。
私は本来、このような買戻しは金曜日の指数に合わせるのかと考えたが、木曜日は水曜日のダウの買戻しとして考えればあり得る数値だと分かった。
金額にして9,000円を超える利益になり、次く金曜日も上昇して三井住友銀行のファンドのベンチマークの記録が生まれた。それは木曜日の分で3.74%以上となり、投資開始4か月で上々の記録となった。
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